「わかりましたよ。じゃあ、何から始めればいいんですか?」

「英語か数学の好きなほうでいいぞ。」

「どっちも嫌なんですが・・・」

「わかった。じゃあ英語と数学両方な。」

「・・・数学にします」

「問題を作る先生の立場で言えば、出来ない内容は春休みのうちに復習&克服してほしいと考えるだろうから、分野は万遍なく・難易度も標準~応用の問題が多くなるだろうね。春休みに楽をしてもらっちゃ困るんだ。」

「あぁ・・・」

「やり方は、1.数少ない基本問題をしっかり正解する勉強法と、2.得意な分野に特化してそこだけは応用問題まで頑張るって
いう勉強法があるけど、どっちがいい?」

「全部苦手だもん。そんなの1番一択です」

「オッケー。じゃあ『これ』から始めてくれ。」

「えっ?思ってたより問題が少ない」

「お~、そのかわり『見直し』に力を入れろよ。やる気のないやつがどんだけ出来るか楽しみやな。」