「テストは全部戻ってきたか~?」
「全部ではないですけど、大体戻ってきた感じです」
「お~お~、その余裕の受け答え。本当に死ななかったんやな。」
「そ~ですね。まあ、実技科目はアレですけど主要科目の点数はまずまず納得かな」
「ほ~っておいっ!実技はホンマにアレやんけ!」
「だってせんせ~が『実技科目は別に勉強しなくていい。テスト前にちょいちょいっと見直しておけば大丈夫』って言ってたし」
「とはいったものの、地雷原の上でタップダンスするレベルで危ない点数やな。『ちゅど~ん』とはいってないけれどウ〇コ踏んだくらいのダメージあるぞ。実際どれくらい時間かけたんや?」
「テスト前の休み時間だけです」
「こえ~よ。その時間だけじゃテスト範囲全部確認出来なかったやろ。」
「出来なかった結果がこの点数です。でもギリギリセーフ!」
「胸を張って言うな!確かに最低限でいいとは言ったけど、せめてテスト範囲を一通り見直すくらいの時間は確保しとけ!」
「だって入試に関係ないでしょ?」
「確かに入試科目ではないけれど、だからといってあまりに悪すぎるのもなぁ。イメージよくないし。レッドゾーン突入だけはやめてくれよ。」
「大丈夫ですよ」
「突入直前までいってたんだが・・・そうだな。『テスト前日の夜に教科書とプリントを一通り見直す』くらいはやってくれ。」
「次の実技試験12月ですけどね。覚えていればそうします」
「テスト前にまた言うわ!じゃあテストの解説始めていくかね。」
「実技のですか?」
「するわけないだろ!今日持ってきた理科に決まってるだろが!」
「あ~はいはい。じゃあ大問4から解説お願いします」