「というわけで、無事に1週間がたった訳だけどどうよ学校は?」

「いつもなら新学期が始まると、係決めだ~、役員決めだ~、身体計測だ~とかいろいろあって、ゴールデンウィークまでの1か月ってドタバタした感じでたいして授業が進まない感じだけど、今年はテストを皮切りにガンガン授業が進んでいってます。先生も『今年は授業時間的にちょっとやばいかもだから、ちょっとペースアップして授業するぞ~!ちゃんとついてこいや~』って感じで張り切ってます」

「まあ、先生は『張り切っている』んじゃなくてやや切羽詰まっているかんじやな。仮に冬に再びコロナウイルスが流行して学校が休校とかになるようなら、完全にゲームオーバーだからな。授業が出来るタイミングでできる限り進めたい、というのが本音だろう。」

「あ~、言われたらそんな感じかもしれないです」

「本来なら、先生は生徒の前で切羽詰まってちゃダメなんだけどな・・・。まあそんなわけで今年の授業は止まらない。どんどん進んでいく。つまり家や塾でどれだけフォローできるかが重要になってくる。」

「まぁ、そういうことですよね」

「当然テスト範囲もいつもよりやや広くなるし、テスト解説もそこそこに次の授業に進んでしまうだろう。今年はとにかく時間が足りない。」

「つまり?」

「わからないものがあったらどんどん塾に持ってきて、早め早めに対処するって事が超重要!って事。」

「そうだと思って課題たんまり持ってきました!」

「あくまでも『わからないもの』な。何でもかんでも持ってくるんじゃない!取捨選択して本当に塾で解説が必要なものだけ解説していくぞ。自分でできるものは自宅でやらんかい!」

「あ~、ばれてる」

「当たり前だ!さっさとやるぞ!」