今日は公立高校の合格発表。近くの高校からもいろいろな声が聞こえてきた。合格した子もそうでなかった子も4月からの進路が決定し、本当の意味で中学校を卒業したわけだ。卒業おめでとう。

前にも話したけど、「受験勉強」だけで考えれば今日が「ゴール」だけれども、「人生」で考えると「ひとつの区切り」でしかない。

合格した君たち。おめでとう!頑張った成果が結果として出たんだから、よくやったと自分を褒めてやれ。で、4月からの新しいステージに期待しながらこの春休み、羽目を外し過ぎない程度に思いっきり楽しんだらいいな。

合格できなかった君たち。いくら先生が「区切りでしかない」といっても、生まれてから今日までが「人生の全て」なんだから、今が人生のどん底なのはわかる。別に強がったり我慢したりする必要はない。落ち込むだけ落ち込んだらいい。だからって絶望することもないし、別にこの世の終わりでもないぞ。殺されるわけじゃないんだから、普通に明日はやって来るし4月には新しい学校生活が始まる。

少し落ち着いたら、受験勉強を振り返ってみよう。「やりきった」と思えるなら、そこまで引きずらないはずだ。「努力しても報われないこともある」ってことを経験して一回り大きくなっているから。いいか、大人たちだって偉そうにしているかもしれないけど、自分の望みどおりのまま大人になっている人なんでほとんどいない。みんな失敗や挫折を経験して、それを乗り越えて大人になっているんだから。

逆に「もっとやっておけば…」と思ったなら少し引きずるかもな。「やりきって」いれば「合格できたかもしれない」からな。「頑張らなくても何とかなるんじゃないか」というのは世の中では通用しないって事を痛いほど感じたはずだ。

たださっきも言ったように、やっぱり「区切り」なんだな。だからこの先必ず「リベンジ」の機会がやって来る。その時まで今日のこの思いを忘れるな!