前回の続き。
「学校の先生はしないの?」
うん。しないし、したいとも思わないし、多分自分には出来ない。
学校の先生は担任として生徒30人以上を責任持って教えている。ちょっと説明が難しいんだけど、1人1人の生徒にとって「担任の先生」は1人。生徒目線で言えば、「先生と生徒が1対1」が30組以上ある感じ。それに対して、先生にとって「クラスの生徒」は30人以上。先生目線で言えば、「先生と生徒」は「先生と30人以上いる生徒の中の1人」って感じ。
つまり「1対1✖️30」と「1対30分の1」。生徒にとってはたった1人の担任なのに、担任の先生にとっては30人の中の1人でしかない。
良い先生ほど生徒1人1人に向き合ってくれるんだけど、先生は決められたカリキュラムを進めて行かなければならないので、全ての生徒をフォローしきれない。みんなが苦手で苦しんでるって分かっていても、授業を進めていかなければならない。
これは大人の話だけど、理想の授業とみんなをフォロー出来ずに授業を進めていかなければならない現実とのギャップに苦しんでるみたい。そこで少しでもうまく出来ないかと工夫してくれる先生は良い先生。理想を捨てて割り切った授業をするのが普通の先生。その差はみんな感じてるんじゃない?この先生良い先生だとか、こいつ生徒のこと考えてないなとか。
自分にはこれが耐えられない。もし自分が学校の先生になったら、そのギャップに苦しんで1年で辞めてしまうと思う。
逆に究極の理想が、生徒にとっても先生にとっても相手は目の前の1人。完全1対1やな。自分がこの塾で完全1対1にこだわっているのはそのため。1対2じゃダメなんだ。目の前の生徒1人に全力で向き合いたいから。
だから、本気で勉強をどうにかしたいって思うなら相談しに来たらいい。そして思いを吐き出しちゃえ。親には言いづらい事だってあるだろうし。もちろん親に話したりはしないから。本気の相談には本気で答えるぜ!

