ふと、ある生徒の社会の教科書を見て驚いたんだけど。
カラフルなペンでこれでもかっていうくらいにいろんなところに線が引いてある!
ノートを見せてもらうと、それはそれは丁寧にまとめられている。すごい!すばらしい!
でも、でも・・・テストの成績はごくごく普通。決して悪くないんだよ。平均点以上は取れているし。疑問に思ったのは社会の勉強にかけた時間に見合った成績が取れているかっていうこと。ノートを見るに社会の勉強にかけている時間はおそらく学年でもトップクラスだと思う。であればもう少し点数が取れてもいいのかな?とも思うんだよね。
はっきり言って頭の良い人、良くない人というのはある。それこそ教科書と資料集を1回パーっと目を通すだけで95点!みたいなやつとか。でもそんなのはごくわずか。じゃあどうして・・・?
勉強は、知識を定着させ(インプット)それを書き表す(アウトプット)ことが出来て初めて成果が出る。教科書を読んで線を引き、ノートに丁寧にまとめる。これで成果が出れば君にとっての勉強になっている。だけど成果が出ていなければやっていることは「作業」でしかない。
机に向かって教科書を開き、丁寧にノートにまとめる。自分的にも、周り(親)から見ても勉強しているようだけどそうじゃない。
教科書を読むとき、太字ばかりを読んで間の文章を読み飛ばしていないかい?ノートにまとめる時、流れや仕組みを頭でしっかりと理解したうえでまとめているかい?
社会は正直言って暗記科目だ。(一段階上の「知識」として定着しているとなお良い。)計算問題もほとんどないし。だから社会の勉強はいかに効率よくするかに尽きる。
例えば・・・織田信長。ほとんどの教科書には太字で書いてあるはずだし、テストにもよく出る。というか出来なきゃマズいレベルの超有名人。教科書に線を引いて、空いた紙に織田信長・織田信長・織田信長・・・。よしっ!
ってお前は織田信長を知らないのか?
もし知らないのであれば今すぐ覚えて!でも普通知っているでしょ?知っているのであればそこに時間をかけるな!5秒だって1時間かけたって2点に変わりない。だったらその時間をほかの自信のない所に使うべきでしょ。
社会では「むやみに線を引くな」そして「問題を解いて間違えたところに線を引く(消せるもので)」・「覚えた・定着したと思ったら線を消す」それで残ったところが君にとって重要な問題になる。そこを繰り返せ!!
てことは、教科書を読む⇒ワークを解く⇒答え合わせ⇒線引き⇒(もう一度教科書を読む)⇒間違えたところのワークを解く⇒正解したら線を消し、また間違えたら教科書&ワークのコンボ これが一番効率がいいんじゃない?そう考えると重要な問題って人それぞれじゃん。
社会にかぎっては出る順なんてあまり意味はない。重要なキーワードも自分が覚えていたら重要でもなんでもないタダ貰いの問題なだけ。自分にとっての重要な問題を見つけてしっかりつぶしていけばきっと点数は上がるさ!